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RNA研究の新時代を切り開くシングルセルトランスクリプトームソリューションを提供開始

 

MAS-Seq10x Genomics社のシングルセルRNAシーケンスを用いたアイソフォーム研究をサポート

 

カリフォルニア州メンロパーク、2022年10月20日 /PRNewswire/ – 高品質・高精度のシーケンスソリューションのリーディングカンパニーであるPacBio(NASDAQ:PACB)は本日、MITおよびハーバード大学のブロード研究所および10x Genomics社と提携し、Multiplexed Arrays Sequencing(MAS-Seq)キットを発売することを発表しました。このキットは、10x Genomics社のSingle Cell Gene Expression 技術を活用し、コスト効率の高いロングリードシングルセルRNAシーケンスを可能にした、より完全なトランスクリプトーム解析のための世界初のキットソリューションです。シングルセルRNAシーケンス実験を通じて得られる知見は、様々な研究領域において、新たな疾患の発見や治療標的の同定を後押しすることができます。

PacBioの社長兼CEOであるChristian Henryは、「このような革新的な企業と協力し、当社のお客様に新しいソリューションを提供することを通じて、お客様の研究において新しい発見を引き出すことができるようになることを大変嬉しく思っています。PacBioは、この世界初のキットによりこれまで不可能だった方法でお客様のシングルセル研究を支援することを目指します。MAS-Seqの提供は、PacBio社にとって重要なマイルストーンとなります。

MAS-Seqは、シングルセルの研究者が、がん研究や神経変性疾患の分野で特に関連性の高い、新規アイソフォーム、新規ドライバー変異、がん融合遺伝子の同定と特性評価をより良く行うのに役立つでしょう。」と述べています。

PacBioのChief Commercial OfficerであるJeff Eidelは、「細胞の不均一性をアイソフォームレベルで理解することは、基礎研究および疾患研究にとって非常に重要です。当社のお客様は、シングルセルの分解能で全長アイソフォームを正確に取得するためのHiFiシーケンスの必要性を理解しています。MAS-Seq技術により、お客様がコスト効率の高い方法でシングルセルRNAシーケンスにHiFiを使用できるようなスループット向上を目指しています。」と述べています。

このキットとともに、PacBioはシングルセルトランスクリプトームの解析をサポートする新しいSMRTLinkソフトウェアもリリースし、研究者がデータから簡単に洞察を得られるようにします。

10x Genomics 社のマーケティングバイスプレジデントである Edwin Hauw は、「シングルセル解析による革命は、すでに生物医学研究において画期的な発見をもたらし、病気や発生に関する我々の理解を一変させましたが、シングルセル解析の力を活用できる研究課題やアプリケーションは、まだまだたくさんあります。私たちは、転写産物アイソフォームレベルでシングルセルの特性評価を行う能力は、疾患研究と細胞機能の両方において重要な新しいバイオマーカーの発見を促進し、新しい生物学的洞察を引き出し、新しい応用分野を切り開くのに役立つと確信しています。MAS-Seqキットと当社の業界をリードするChromiumアッセイとの組み合わせは、10x Genomicsが世界中の研究者に最も包括的なシングルセル解析ポートフォリオを構築し提供するために取り組んでいるもう一つの方法です。」と述べています。

MAS-Seqキットは、10x Genomicsとのパートナーシップの中で、相互パートナープログラム(CPP)の一環として含まれるPacBioの一連の、最初の製品となります。相互パートナープログラムには、10x Genomics社のワークフローで検証された製品が含まれています。

マウントサイナイ医科大学アイカーン校の遺伝学・ゲノム科学教授兼先端ゲノム技術センター長のRobert P. Sebra博士は、「今日まで、我々はバルクIso-Seqを用いて、特定の疾患や発生状態に関連する新規の遺伝子やアイソフォームレベルの解像度で制御事象の発見を促進することに大きな成功を収めてきました。そして今、私たちはMAS-Seq技術を応用して、組織特異的な関連性を超えて、これらの転写の特徴を特定の細胞集団のレベルにまで割り当てることを開始でき嬉しく思っています。MAS-Seqデータにより、最終的には疾患関連生物学の層別化が進み、生物から組織、さらには細胞固有の結果まで、将来の機能検証のためのより強固なバイオマーカー探索が可能になるでしょう」と語っています。

PacBioは現在より、MAS-Seqキットの注文の受け付けを開始しており、11月上旬ごろに出荷を開始する予定です。PacBioは2022年11月16日に、MAS-Seqライブラリーとバイオインフォマティクスのワークフローの詳細を案内するウェビナーを開催予定で、こちらより参加登録を受け付けています。

 

PacBioについて

PacBio(NASDAQ: PACB)は、科学者や臨床研究者が遺伝学的に複雑な問題を解決するのに役立つ高度なシーケンサー・ソリューションを設計、開発、製造しているライフサイエンス技術の先進企業です。当社の製品および開発中の技術は、正確性、品質、完全性に焦点を当てた、既存のHiFiロングリードシーケンス技術および新興のSBB®ショートリードシーケンス技術という、高度に差別化された2つのコア技術から生み出されています。当社の製品は、ヒト生殖細胞系列解析、植物・動物科学、感染症・微生物学、腫瘍学、その他の新しいアプリケーションなど、幅広い研究用途に対応するソリューションです。詳細については、www.pacb.com、@PacBioをフォローください。

 

PacBio製品は研究用としてのみ提供されます。診断には使用できません。

 

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PacBioの将来予測に関する記述について

本プレスリリースには、MAS-Seqキット、シングルセルトランスクリプトーム解析をサポートする新しいソフトウェア、およびその他の将来のイベントに関連する、PacBio製品または技術の将来の利用可能性、用途、精度、利点、品質または性能、または使用による利点または期待される利点に関する記述を含め、1934年の証券取引法21E条および1995年の米国民間証券訴訟改革法の意味における「将来に関する記述」を含む可能性があります。これらの将来予測に関する記述は、過度に信頼しないよう注意する必要があります。そのようなすべての将来予測に関する記述は、本プレスリリースの日付時点のものであり、現在の予測に基づくもので、多くの仮定、リスクおよび不確実性を含んでおり、実際の結果はかかる将来予測に関する記述と大きく異なる可能性があります。PacBioのフォーム8-K、10-K、および10-Qに記載されたリスクを含め、証券取引委員会に提出したファイルに含まれる注意書きの全文を読むことを強く推奨します。PacBioは、いかなる将来予測に関する記述も更新または修正する義務を負いません。

お問い合わせ先

投資家向け:

Todd Friedman

ir@pacb.com

 

メディア向け:

Lizelda Lopez

pr@pacb.com

 

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